合気道の各流派の違いや特徴

合気道は植芝盛平(1883~1969)が大東流合気柔術の武田惣角に入門して修行後、大本教の出口王仁三郎の下で霊法修行を行って、1925年盛平42歳の時に宇宙と一体化する神秘体験を経て創始された武道です。

本部は東京でしたが植芝盛平が茨城県岩間町に移住して2代目を息子の吉祥丸に任せます。
これが合気会となります。また塩田剛三のように盛平の下で修行後に独立して設立した養神館

盛平の死去に伴い2代目吉祥丸との温度差から離脱した藤平光一が設立した心身統一合氣道(旧気の研究会)など、大きく3つの流派に別れていきました。

また、植芝盛平も戦前、戦後では当身を中心とした技から、投げ技を中心とする技へと教え方が変更されてきたそうです。

盛平によると「実戦では当身が七分で技(投げ)三分」との事
なので、植芝盛平に習った時期や指導者の考え方の違いよっては、危険な技や試合形式が有るところ無いところ、など特徴があります。

 

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各流派の違いや特徴

合気会(1948年設立)

合気道の中でも8割を占めるといわれる最大会派
初期に入門した門弟は盛平から教わったが、後に盛平の息子で2代目の植芝吉祥丸藤平光一が、一般向けに危険な技を除いた流れるような合気道を指導し、このスタイルがメインとなる。

各支部や指導者で技に統一性にかける流派?よく言えば自由度が高い

また、ハリウッド俳優のスティーブンセガールも学んでいた会派。
盛平は1942年(59歳)に茨城県の岩間に移住しており、この地で指導されたスタイルは岩間スタイルとして岩間神信合気修練会(斉藤仁弘)として受け継がれている。

 

養神館(1956年設立)



 

盛平の高弟の塩田剛三(1915~1994、78歳で死去)が設立した流派。
塩田は1932年18歳で植芝盛平に入門。約8年間修行した後の1941年に海外に派遣され合気道普及に尽力する。

1946年に帰国。再度、茨城県岩間町の盛平の元で再び修行する。
養神館設立時に何も言わずに岩間を去り、後年までしこりを残していたという。

身長155cmと小柄ながらも達人として知られる。
実戦では8割が当身」と述べている。

ケネディーのボディーガードを簡単に押さえ込んだ話は有名。
漫画「グラップラー刃牙」に出てくる渋川剛気のモデルになった人物

学びやすく統一された6種の基本動作と型によって初心者でも型の理を学びやすいといわれる。
開祖の戦前の技の影響が強い。特に実戦性が高い流派

俳優の杉良太郎、衆議院議員の亀井静香が学んでいる。
高弟として後に独立した井上強一、桜井文夫(合気道SA)

 

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心身統一合氣道(1974年設立)

藤平光一(1920~2011、91歳で死去)が設立した流派
1939年19歳で植芝盛平に入門。
陸軍入隊後に中国に派遣され帰国。

帰国後に心身統一道の中村天風にも師事しており、心身統一(心と体をひとつにする)された状態が合気道の技の他あらゆるものにも応用できることに気づく。
プロ野球の王貞治や長嶋茂雄が影響を受ける。

植芝盛平がかける技は掛かるが弟子同士が技をかけてもうまくいかないのは、余分な力が抜けているかどうかが作用しているのを見抜く。

盛平の死去後、息子の吉祥丸との温度差から程なくして合気会を離脱
合気会の技に近く、危険な技は少なく当身も少ない流れるような技のスタイル

会派内で整理された技の他にも、動きの中で心身統一されているか、相手の心の導き方などを学べる。
また、指圧に似た気圧療法も学べる。

 

この他にも万生館合気道(盛平の高弟・砂泊誠秀が設立。九州一円に普及)など諸派あるが上の3つが全国規模の団体です。

 

習う時の注意事項

大まかに以上のような特徴ですが、教える指導者との相性や教室によっても違ってきますので実際に見学して比べてみるのが確実です。

個人的な主観ですがお勧めを考えてみました。

実践性学びやすさで考えると

養神館は警視庁でも取り入れらており、学びやすいように整理されているのでお勧めです。
合気会、心身統一合氣道は流れるような動作で、初心者が身につけるには苦労するかもしれません。

その他にも、週に最低でも2回ぐらい練習がないと身につかないと思います。
週1回では以前習ったことを忘れてしまって上達している実感が持ちにくいです。
また実践性を考えるならやはり試合があると有効です。

しかしメジャーな3つの団体では試合は取り入れていないので養神館系の合気道SAなどの試合形式を取り入れている団体がおすすめです。

 

 

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