国立大学職員の教室系技術職員として働いた実態日記

このページを見られるかたは、
国立大学職員教室系技術職員
に興味があるかた、または

これから目指そうとしている方だと
思いますので、11年働いた電気系の元職員としての現実を
書いておきたいと思います。

初めに、小泉内閣時に国立大学等は
独立行政法人化されました。

なので、以前からの職員は公務員の身分から
ただの職員となりました。
(しかし、課長より上は公務員のままひどい

 

リアル公務員
リアル公務員

 

教室系技術職員って何?

大学や高等専門学校などで、
実験実習指導や教授の研究補助などを
行うのが主な仕事になります。

各大学で少々異なりますが、教授からの依頼や
研究室でのデータの計測及び
計測機のメンテナンスなどもやったりします。

農学部などでは生き物の世話なども行います。

所属は、事務系でも仕事は教授などからがほとんどです。
職種的に、教授の助手的な役割が多く有ります。

もう少し具体的に書くと、私の場合は月曜~金曜日に
各学年の実験の準備指導を行います。

私は、工学部の電気系が専門でしたので
午前中は実験の準備、午後は実験というスタイルでした。

担当の教員もいますが、実質的に実験を担当指導します。

テスターやオシロスコープの使い方から
C言語のプログラムの指導及び授業評価のアンケートの集計など。

また、計測器の保守、抵抗やコンデンサ、
トランジスタの在庫の管理

私が働いていた職場は比較的、偏差値の高い学生が
多くいたためか、指導に困ったことは少ないのですが
中には、全くやる気をなくした学生もいました。

そういう学生は高校と違って生活指導などは、
ないので退学していくパターンが多かったです。

 

夏や冬の休み中は

各担当の教官が作った実験テキストの予備実験を繰り返して、
手順や数値のデータを取ったりしてました。

しかし、ながら結構余裕があり正直でした。
朝、来てコレといった仕事も無い
もちろん、残業することも無く

そのまま1日終えることも多く有りました。

現在では、国からでる運営交付金が採用された論文数
比例する方式になったようで、
技術職員にも論文を出す必要あるそうです。

そのため、少しは忙しくなっているかもしれません。

 

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教室系技術職員の将来性

私がこの仕事に着任した当時はバブルがはじけ、
公務員の人気が出始めた90年代後半でしたので
ギリギリ高卒でも採用されたのかもしれません。

それ以降の後輩は、大学卒大学院卒
ばかりが採用されていました。

つまり、小泉政権の時に大学院の設置が
大幅に緩くなり(規制緩和)、大量のドクターが

生まれたものの研究職など企業としては
あまり必要がなかったそうです。

そして、大量に生まれた就職難民
技術職員などを目指す形になりました。

また、私は受験(当時は国家公務員試験から採用)時に

職場見学で東大の教授から、
技術職員の問題点を聞かされました。

30代の技術職員は、民間企業で言えば
係長ぐらいのポストにあたるが、組織のヒエラルキーとして
役職がないので、安月給しかもらえないという問題。
(現在は、新しく専門職としてポストが作られています)

また、研究室の所属で担当していた教授が退官すると
歳がいっていて使いづらい。居場所がない
(政治家の秘書のようなもの?)

(現在は、技術室なるものが出来ていますが、
教員からは使いづらくなったので不評です)

 

希望がもてない。

これは、私も多く感じたことですが大学や高校では
教員が主に、意思決定していきます。

事務職技術職はあくまでサポート役です。

20代の教員のサポートを40代、50代の職員する事もあります。
やりがいの有る?仕事は大学なので教員がメインです。

ただ、事務職では約3年ごとに内部で移動もあり、
外部機関に希望すれば転勤もでき、役職にも就けます。
学生課の他に庶務や会計など気分転換できます。

技術職は、移動はまずありえません。
移動しようにも、専門なので簡単にはいきません。
事務部所属でも、教員の承認が必要になります。

転勤願いも職務内容的に各大学で、教授との採用面接を行うなど
その試験を受けないと難しいです。
また、引き抜きと思われるのも問題があるので、面倒になります。

私立大学では、大学院生や学生職員など
アルバイトがやっている仕事です。
(全てとは言いませんが)

つまり、今後予算がなくなってきたら技術職員の仕事を
アルバイトに任せるということもありえます。
(クビにならなくても事務職員に転向も有りうる)

10年仕事をしても、やっと専門職に
なる程度でやることは同じです。

10年同じような仕事をこなすのは、私には辛かったです。
家庭や趣味で喜びを見出すしか浮かびません。

結果やりがいを見出せず11年ほどで退職しました。

博士号をとり、教員の募集など応募するか、民間にでも
再就職するかしないと、マンネリ化した将来がほぼ、確定です。

しかし、最近では少子化のため
存続さえ危うくなってきました。

子育て中の主婦だったり、介護しているなど
残業が少ないほうがいい方とか

自分で、研究するのが好きな人、
学生の相手をするのが好きな人などであれば
環境としてはいいとも思います。
向上心がある方は、教授の研究の手伝いでもして
研究テーマを持ってないとストレス溜まるかと。

私は、電気系は興味はイマイチでしたが。
前職に比べると残業がほとんどない
大学に進学したかったのと、楽そうだったから選びました。

ただ、同じ人が同じ職場に20年30年いると
変な権力を発動するので非常識な事も多々ありました。
大学教授は、得にそのような方も多く見受けられました。

まー、民間でも同じですけど
まだ自浄作用が機能しているとおもいます。

それでも、あなたは目指しますか?

 

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2 Responses to “国立大学職員の教室系技術職員として働いた実態日記”

  1. 現役 電気電子 技術職員 より:

    現役 11年目の技術職員としては、読んで感心しました。その通りだと思いますし、よく転職できたと感心してます。あと2か月ほどでお仕えしてきた教授が退官されるので、私は次の先生のお荷物になるような雰囲気です。 将来の見えない仕事ですよねー  

    • hide より:

      投稿ありがとうございます。
      いえいえ、転職するのも大変でしたよ。
      詳しくは↓

      私が退職する2年ほど前ぐらいから学科が技術職員を必要しない実験が増え?お声がかからない状態でした。
      実験の指導は週8時間ぐらいで後は、ただ席に座ってるだけでした。
      生かさず、殺さずの体制に仕事では将来に希望が見えなくなり、次の転職先も決めずに退職しました。

      親切な教授が、知り合いの企業を紹介してくれましたが断りました。
      独身だったので、仮に就職できても意義が見出せないとやめるかもしれないと思い、そうすると教授の顔を潰すので断りました。

      その後1年ほどニートをしたり、行政書士の補助者をやってみたりした後に教員採用試験を受けました。
      合格はしなかったのですが、臨時講師の枠で6ヶ月ほど工業高校で働きました。

      教員の世界は、村社会のように感じ閉塞感や、生徒のイジメの問題もあり、続けたい職種には思えませんでした。
      生徒に寄り添った生活指導するのがメインの仕事のようです。

      さらに、記事に書いてるように工場はすぐに雇ってくれました。ただ時給が800円もありませんでしたが。

      以前、農工大の研究室付けの技官の人がいましたが同じように教授の退官で居場所がなくなり民間に転職していました。


      教員や事務職員は数がいるので仕事としも地位も確立されていると思います。
      しかし、技術職員は・・・・。

      入ってから後悔しないように、実態をみんなにしってもらいたいと思います。

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