ちりぬ屋にあらわれた
ただならぬ様子の謎の少年・菊千代。
怪しげな大男に命を狙われる
菊千代の正体とは…!?
次回の予告編では、におが久々にちりぬ屋のところに帰っていた?
そこに現れた最弱の将軍とは?
「最弱の将軍」菊池代とは
声 – 緒方恵美
13歳で第14代将軍となった徳川 家茂 で幼名を菊池代という。
魚や鳥をかわいがるのがすきだったという。
将軍になってからは、文武両道を目指し、またよい将軍であろうとこころがけていたという。
細やかな配慮ができる将軍
史実の逸話には、幕臣であり書の達人として知られた戸川安清は、70歳を超える高齢にもかかわらず、将軍・家茂の書道指南役を務めていた。
ある日、指南中に家茂は突然、安清の頭上から墨を摺るための水をかけ、手を叩いて笑いながら「今日はこれで終わりにしよう」と言い残し、その場を立ち去った。
同席していた側近たちは、いつもの家茂らしくない行動だと驚き嘆いていたが、その場で安清が涙を流しているのに気づく。
側近が「将軍の振る舞いに情けなく思ってのことか」と尋ねると、安清は意外な事実を告げた。実は老齢のため不意に失禁してしまったのだという。
当時の慣例では、将軍の前でこのような粗相をすることは重い罰を免れなかった。これを察した家茂は、安清の失態を隠すために水をかけたふりをし、「明日も出仕するように」と告げることで、彼の失敗を不問にする意思を示したのだった。
安清が涙を流したのは、家茂の細やかな配慮と優しさに深く感動したからだという。
続きは、放送後に。